日本が生んだスポーツ・ブランド『オニツカタイガー』による、キャッチーなキャンペーン成功例

その優れたデザイン性にヨーロッパの若者層が注目、圧倒的支持を受け人気を博し続ける『オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)』。スニーカーといえば、オニツカといわれるほど、そのブランド力をほしいままにする存在だ。

▼ビジュアルに訴える画像や動画を用いた、オニツカタイガーの広告。

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引用:http://image.thefashionisto.com/wp-content/uploads/2013/01/OT_SS2013_Craft-of-Movement-800×566.jpg

日本発・アシックスの一ブランドが、なぜここまで人気を得たのだろうか。ヨーロッパの消費者にとって日本といえば、高品質でトップレベルの製品を生み出す国として知られている。オニツカタイガーの製品もまた、その品質の良さに定評がある。数々のオリンピック出場経験がある各国アスリートたちにもオニツカのファンは多く、そのクオリティはお墨付きといったところだ。

なおかつ、アシックス社が過去にリリースした製品の、復古版(レプリカ)とも呼べるべきデザインは、一般の若い世代の目には斬新に写ったものと見え、一気に評判が高まったというわけだ。

▼イギリスのOnitsuka Tiger専門店。クライアントを店内へと導く、おしゃれなデザインの外観に注目。

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引用:http://www.retail-focus.co.uk/images/OTstore.gif

それに加え、FacebookやTwitterを使ったユニークな『参加式』キャンペーンが、その売上げ販売数増加に功を奏したことも見逃せない。たとえば、Facebook上で開催される『イベント』は、その一例である。これは、Youtubeなどを用いてバーチャルにクリエイトしたイベント会場へのリンクを、FacebookやTwitter、Pinterestなどに投稿するものだ。

ビジターがこのぺージにアクセスすることは、『イベントに参加する』ことに通じ、プレゼンテーションの内容を見て気に入り、『いいね!』をクリックしたビジターには抽選で、全商品が数%割引になる権利が与えられる。また、社が発売してきたスニーカーの歴史を問うクイズなどをアップし、正解者には抽選で最新製品をプレゼントするなど、アイディア満載のキャンペーンも随時行なっている。

▼『温故知新』とも言うべき広告で、アピールするネット広告のひとつ。
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引用:http://www.sneakerfiles.com/wp-content/uploads/2012/06/onitsuka-tiger-everything-old-is-new-again-600×468.jpg

また、社商品を扱うスポーツ店や百貨店で行なわれる、その場で当選がわかるインスタント・キャンペーンも好評だ。これは、商品を購入したクライアントに、スクラッチ・カードを進呈し、当選番号を当てた人は最新モデルのスニーカー(や、他商品)が贈呈されるものである。こうすることによってクライアントに期待感を持たせ、さらなる 購買意欲を促進させることに成功している。

▼Faceboo上で好評を博した、2013年度実施キャンペーンのひとつ。
(折り紙で、何か作品を作り、それを店に持参すれば、抽選(及び参加者全員にのためには、ミニ・ギフトも)でオリジナル・グッズがもらえるというものだ。

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引用:http://image.slidesharecdn.com/onitsukatiger-130801022242-phpapp01/95/onitsuka-tiger-13-638.jpg?cb=1375341785

社では、オーストラリアに本社を置くリテイル・マーケティング会社、IdeaWorksの協力を仰ぎ、リアルはもちろん、バーチャルも含め、グローバルな商流展開が常にスムーズに行なえるよう、ビジネス面の努力をも怠っていない。

この成果が、Facebookによる『いいね!』各月トータル数の統計集計にも表れているといえる。たとえば、日本版『オニツカタイガー』Facebookぺージ(https://www.facebook.com/OnitsukaTigerJapan)を例に挙げると、2015年4月15日までの最近半年間において、平均して月に10,885人(週に3,548人)のファンを増やしている(※)。過去半年間に於いて、安定した人気を持続させていることがわかる。

Socialbakersによる、OnitsukaTiger日本版Facebookページのファン数(=「いいね!」をしたユーザー数)分析による。

<参考資料>

▼Socialbakers社の「OnitsukaTiger日本版Facebookページ」分析サイトより、過去半年間のファン数推移グラフ(2015年4月15日時点)。
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▼同分析サイトより、過去半年間の「日/週/月」平均ファン増加数(2015年4月15日時点)。
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引用: http://www.socialbakers.com/statistics/facebook/pages/detail/342547389168897-onitsuka-tiger?country=hong-kong&accountCharts-accounts=182162001806727

Facebookを利用した、シンプルだがひと目をひくキャンペーン法や、マーケティング法を効果的に用いて人気を持続させ、魅力的な商品展開を同時に行なうことにより、ブランドの名声をさらに高め続ける『オニツカタイガー』ブランド。今後、どのような新商品が開発されるのか、また最新の情報拡散によって、どのようなキャンペーンが行なわれるのか、その戦略への興味は尽きない。

<参考サイト>
『オニツカタイガー』オランダ版公式サイト
http://www.onitsukatiger.com/nl-nl#
『オニツカタイガー』のインスタグラムを用いたフォロワー数推移:totems社
http://list.totems.co/onitsuka-tiger/627d6ff90cf41162815f27c02fb817da0d8aa428

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