「モノ」を通して、近い趣味のユーザー同士が交流。ソーシャルコマース「Sumally」

Sumallyというサイトをご存知だろうか。「Sumally(サマリー)」とは、「sum(たす)」と「all(すべて)」を合わせた「すべてをたしあげる」を意味する造語。「この世界の存在するすべてのモノの”百科事典”を作る」ことを目的にしたSNSである。

現在ユーザーは16万人ほどである。ユーザーはアイテムをすでに持っていれば「have」、欲しいものなら「want」を、Facebookで「いいね」を推すような感覚でクリックする。「have」または「want」をつけることで、「モノ」を通して、似たような趣味のユーザー同士の交流できる。また、センスのいいユーザーが持っている「モノ」を他のユーザーがカタログのように見ることができる。なかでも「インフルエンサー」と呼ばれる影響力を持つユーザーに設楽洋社長、脳科学者の茂木健一郎、気志團の綾小路翔などの多様な面々が名を連ねている。人同士でつながるSNSとは異なる、「モノ」を主体としたSNSだ。

昨年7月末には、「ビジネスアカウント」が作成可能になった。ビジネスアカウントの特徴は下記の4つである。すべての機能は無料。

1. バナー画像で豊かな表現が可能に
ページ上部にアカウントの「看板」(バナー画像)を設定できるようになり、よりブランドイメージを表現できるようになった。

2.「list」機能追加
「want」と「have」どちらにも結びつかない、「list」という形式で商品を登録できる。

3.ブックマークレットを使用しない、管理画面からの商品登録が可能
ウェブ上にアップされていない画像でも、専用の管理画面から商品情報をアップロードすることができる。

4.Excelファイルから商品データを一括登録
所定のフォーマットに沿ったExcelファイルと画像データがあれば、専用画面から商品情報を一括登録することができる。

ビジネスアカウントを持っていれば、Sumallyへ出店ができる。アイテムページがそのまま売り場となるため、フォロワーの「want」「have」により、売り場ごとシェアされ広がっていく。簡単に出店できる上、販売手数料は5%である。すでに多くの国内有名ブランドがビジネスアカウントをつかって出店している。ユーザー同士の「want」「have」で拡散が期待できる

Eコマースだけではなく、人やモノとのつながりを意識したソーシャルコマースは、自社で一からEコマースサイトを立ち上げずともショッピングページを簡単に開設でき、そこにはすでにユーザーが集まっていることはメリットだと言えるだろう。今回紹介した日本発の「Sumally」や、米国発の「Pinterest」、また伊勢丹が早くから開始した「FANCY」、昨年スタートトゥデイが開始した「WEAR」など、新しいEコマースの時代を感じる。

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