【体験取材】最新MR技術を活用した「お化け屋敷」を体験!今後のMRの可能性は?

(※写真向かって右から:Tyffon株式会社 CEO 深澤研氏、BWRITE編集部 鵜飼佐保子。)

VRやARに続き、今もっとも注目されている技術の一つ「MR」。その最新技術を駆使したMRお化け屋敷「Magic-Reality: Corridor」の体験取材から、MRの特徴と今後の可能性について探りました。

そもそもMRとは?VRやARとは具体的にどこが違う?

最近はテレビや各種メディアでもよく目にする「MR」。MRとは、Mixed Realityの略で「複合現実」と呼ばれている技術です。
人工的な仮想世界を見せるVR(Virtual Reality : バーチャルリアリティ)や、現実世界に付加情報を与えて拡張するAR(Augmented Reality : 拡張現実)とは異なり、人工的な仮想世界に現実世界の情報を取り込み、現実世界と仮想世界を融合させた世界。もっとも大きな違いは、MRの世界内では、仮想世界のモノと現実世界のモノが相互に影響することです。

日本の最新技術が魅せる!世界初のMRお化け屋敷「Magic-Reality: Corridor」

最新のMR技術を活用し、この夏に赤坂サカスで開催され注目を浴びたMRお化け屋敷「Magic-Reality: Corridor(マジックリアリティ・コリドール)」。体験者は期間中約5,000人にも上り大成功を収めました。参加者は2人1組となって、美しくも恐ろしい非日常の世界を自分の足で歩み進めていきますが、中には怖すぎて途中でギブアップする方もいたそうです。

【Magic-Reality: Corridor 紹介動画】
https://youtu.be/b72WITCVMS8

実際に体験!MRの仕組みと特徴は?

この「Magic-Reality: Corridor」を創り上げた、Tyffon株式会社のオフィスにて実際に体験しました。

体験者は、まずバックパック型のPCを背負い、ヘッドマウントディスプレイを装着します。装着直後は仰々しい装置のように感じますが、いざ仮想世界に入り込むと、付けているのを忘れてしまい、さほど重さや違和感を感じさせませんでした。また、片手にはランタンを持たされます。

実際には、体験者は緑色の部屋をぐるぐる回っているだけですが、体験している本人が目にしているのは、古めかしい洋館での恐怖の世界。目の前には暗い廊下が続き、床に空いた大きな穴を避けて歩いたり、ドアがひとりでに閉まったり、恐ろしい怪物が突然襲ってきたり、乗り込んだエレベーターが急降下したり…と、とても9m×5mの四角い部屋にいるとは思えない世界が広がっています。

さらにMRを活用したこのコンテンツでは、仮想世界をただ観るだけのVRとは異なり、自分が実際にその世界に入り込んで、その世界に影響を及ぼすことができます。具体的にはや同伴者の姿や手に持ったランタンを仮想世界の中でも見ることができ、またランタンの動きをセンサーが捉え、動かしたとおりに仮想世界の中を明るく照らし出します。

仕組みとしては、体験者のヘッドマウントディスプレイに付いているカメラによって撮影される手やランタンなどの映像を、リアルタイムに体験者が見ている3D映像の中に落とし込み、現実と虚構が複合した1つのコンテンツとして体験させているそうです。手やランタンの映像は、仮想空間内の照明などを反映した上で映し出されています。また体験者の位置情報は常に把握されており、その動きや位置と連動して映像や音楽が流れるよう設計されていました。

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