【インタビュー】年令での分類はもう機能しない!LOCARIが「新オトナ女子図鑑」を作った理由。

結果は企画やワードの開発に活用。ユーザーの価値観に沿ってメッセージを届ける。

B:具体的にはどのように今回の結果をご活用されているのでしょうか。

K:タイアップ記事などでの、企画とワード開発で使っています。提案したい商材で、メーカーが今回提案したい機能やアピールしたいことを、その記事を届けたい層の人の価値観に照らし合わせてメッセ―ジングしています。アピールしたい機能がうまく訴求できるような企画を考えたり、そのタイプの女性たちに刺さるプロモーションワードをタイプ別に提案したりしています。

実際のクライアントへの企画提案時、切り口提案やメッセージング提案などでは、もう少し細かく分けて提案しています。例えば、今回の分類では未既婚は分けていませんが、実際はシングル(=未婚)か、DINKS(=既婚)かで響くワードなどやはり違いはありますから、提案時には企画を分けるようにしています。

現時点ではユーザーのタイプ別に配信先を分けることは出来ませんので、自分向きだと感じさせるような、刺さるワードを開発するという手法を取っています。人は自分が興味のある記事しか読みませんから。場合によっては複数のタイプに向けて、いくつか記事を載せることもあります。

また、1つのタイプだけですとユーザーの1%ほどしかいない場合もありますので、2つか3つのタイプに共通するインサイトを作って提案する場合もあります。クオリティ重視か価格重視か、トレンド重視かマイスタイル派かといった軸でマッピングして、この辺りを狙おうという提案を行なったりしています。

記事を出した後は、実際はどんな層に反応が良かったかを検証して、クライアントの次のマーケティング活動に活かしていただけるよう心掛けています。モニターは自社では持っていませんので、調査会社と連携して、実際に記事を読んだ調査会社のモニターの方に事後調査をしています。仮説ではこのタイプに響くはずだったけれど、実際は違うタイプのほうが反応がよかったということもありますから、PDCAは重要ですね。

B:最後に、LOCARIが目指すメディア、女性にとってどういう存在でありたいかなどお聞かせください。

K:20代前半の女性の場合は、時間があるのでSNSで検索していろいろと調べることができます。でもLOCARIのメインユーザー層である25~39歳の女性たちはとても忙しく、正直検索して情報を調べることは面倒。LOCARIはそんな忙しい女性たちに寄り添って成長したメディアです。

月間ページビュー3億と非常に多くの回数を見ていただいていますが、実はアクセスはアプリからがほとんどです。忙しい彼女たちでも、とりあえずアプリに来れば何か情報が見つかる。そういう状態がよかったのではないでしょうか。

LOCARIのコンテンツは、ニュース記事のような即時性はありませんから、毎日必ず見なければいけないものではありません。でも有難いことに毎日見てくれる方も多く、平均でも週に2~3回はアプリを起動していただいています。LOCARIはユーザー目線を第一に考えて、絶対にユーザーに情報を押し付けないということを大切にしてきました。これからも、ユーザーの皆様に寄り添って成長していけたらと考えています。

B:本日は有難うございました。

ユーザーをより深く理解し、それぞれのタイプの価値観に沿ってメッセージを届ける。そんなLOCARIの姿勢からは、ユーザーを知ることが、ユーザーはもちろん、クライアント、そしてLOCARIというメディアの3者の良質なコミュニケーションを生み、さらなる好循環を生むという強い信念が垣間見えました。

ユーザーの体験の価値が問われる現代において、その徹底してユーザーに寄り添う姿勢には学ぶところが大きいのではないでしょうか。

text/Keiko Matsumoto(BWRITE編集部)

■LOCARI(ロカリ)
オトナ女子向けライフスタイル情報アプリ

https://locari.jp/

■LOCARI新オトナ女子図鑑調査フロー
STEP1:LOCARIユーザーグループインタビュー
STEP2:LOCARI×ディグラム定量調査
STEP3:有識者ワークショップ
STEP4:研究結果レポーティング

■LOCARI新オトナ女子図鑑 調査概要
調査企画/ディグラム・ラボ
調査地域/全国
調査期間/2017年4月8日・9日
調査対象/25歳~39歳女性
※除外職種(放送・新聞・出版・マスコミ、広告代理店・市場調査・コンサルティング)
調査対象人数/8891人
調査機関/モニタス

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