Instagram Storiesをロイヤルファン形成に活かす。米国コスメ業界事例

インディーブランド「アナスタシアビバリーヒルズ」の場合

実際このようなB-Rollコンテンツを、Instagram Storiesでうまく導入しているブランドがあります。インディーブランドながら1430万フォロアーを誇る、眉メイクの専門コスメ「Anastasia Biverly Hills(アナスタシアビバリーヒルズ。以下、アナスタシア)」です。

このブランドの例は、メジャーブランドでなくても、Instagramを通じてファンの構築が可能であることを教えてくれます。M・A・C が1600万フォロアーで、現在コスメ系のフォロアー数でトップを走りますが、セフォラやメイベリン、ナースやスマッシュボックスを差し置いて、コスメ系ブランドのフォロアー数2位を誇るのが、このアナスタシアです。

アナスタシアは、最初のStoriesで、メイクのハウツーを紹介するライブ中継を行いました。このコンテンツは驚くことに、実際のモデルではなく、紙の上に描かれた女性の顔にメイクをしていくものでした。

(※アナスタシアビバリーヒルズのStoriesより。)

アナスタシアのInstagramアカウントページでは、ユーザーコンテンツ(UGC)を多様に用いた画像と、商品紹介に注力してきました。一方で、Instagram Storiesではフォロアー限定のプレミア感が感じられるコンテンツを登場させています。最近のStoriesでは、ヘアメイクアックアーティストによるメイクのハウツー動画の配信なども行われています。

(※アナスタシアビバリーヒルズのStoriesより。)

InstagramのStoriesは、スマートフォンのアプリを利用しなくては視聴ができません。ウェブサイトのInstagramのページを覗いても見ることができないのです。そのためStoriesの視聴者は、Instagramのアプリユーザーであり、そのアカウントのフォロアーである人に限定されます。すでにそのブランドに対してかなりの忠誠心があるという前提で、ブランドはコンテンツを投げることができるのです。

Storiesを視聴するような「コア」なファンにとっては、ブランドの裏側を映し出すようなマニアックな企画は、ファン心をくすぐる魅力的なコンテンツです。ブランドのストーリーを、ダイレクトにファンに向けて語ることができる場として、今Instagram Storiesが、ブランドマーケティングにおいて重要であることがわかります。

Instagramそのものが多くの人々が集う一大メディアへと成長した現在、フォロワーとのエンゲージメントを高める手法として、Storiesを使ったマーケティングは今後ますます重要性を増しそうです。

text/Yukie Liao Teramachi

【関連リンク】
■ロレアル
公式サイト(英文)

http://www.loreal.com
Instagram
https://www.instagram.com/lorealmakeup
■アナスタシアビバリーヒルズ
公式サイト(英文)

http://www.anastasiabeverlyhills.com
Instagram
https://www.instagram.com/anastasiabeverlyhills

【参考記事】
http://www.glossy.co/platform-effect/beauty-brands-jump-on-instagram-stories
https://digiday.com/marketing/fashion-beauty-brands-instagram/
https://digiday.com/marketing/brows-fleek-anastasia-beverly-hills-followed-beauty-instagram-account/
https://www.statista.com/statistics/536991/leading-beauty-brands-instagram-followers/
https://unionmetrics.com/blog/2016/08/beauty-brands-add-instagram-stories-storytelling-toolkit/

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