目指すはスマートポータル。LINEが描く未来図とは。「LINE CONFERENCE 2017」

AI: AI時代を見越した新プラットフォーム「Clova(クローバ)」のさらなる展開

3つ目の「Everywhere AI」では、PCからスマートフォンの次は、AIの時代になると予測。AIによって、私たちの生活がより快適になる未来を想定しています。LINEは来るAI時代を見越し、この3月にクラウドAIプラットフォーム「Clova」を発表しています。

(※Clovaは、InterfaceとBrainから成るAIプラットフォーム。WAVEはInterfaceの1つ。)

まず、Clovaを搭載した初のデバイスである、音声認識AIスピーカー「WAVE(ウェーブ)」のリリース時期が発表されました。まずは今年夏に、音楽再生機能のみに機能が限定された状態の先行版を販売開始。次いで、フル機能の正式版が、秋から市場に出回る予定です。

価格は、正式版が15,000円(税別/予定価格)、先行版が10,000円(税別/予定価格)。当日は会場で、WAVE初の公開デモンストレーションも行われました。

(※当日は、会場でWAVEのデモンストレーションも行われた。)

今後はLINEのキャラクターを模したスピーカーも展開予定とのこと。キャラクターへの親和性の高い日本では、親近感のわくルックスをしたこのデバイスが、AIスピーカーの普及に一役買いそうです。

(※LINEキャラクターを模したAIスピーカー、CHAMP。発売後は人気を集めそうだ。)

また、ファミリーマート、トヨタ自動車とのClovaを活用したプロジェクトも発表されました。テクノロジー企業としてのLINEの、今後の展開が注目されます。

アプリの枠組みを超え、ユーザーとつながりたい企業のニーズを満たす唯一無二のツールへ。

今回発表された戦略は、LINE株式会社がもはやアプリ運営企業ではなく、グローバルなテクノロジー企業への脱皮を目指しつつあることを示しました。またLINEアプリについては、コミュニケーションツールを超えて、さまざまな生活上のツールとして、個人や企業、行政とのつながりの有り様を今後さらに変えていく存在となる可能性を感じさせます。

月間アクティブユーザーはすでに国内だけで6,800万人に及び、LINEはもはや国民的なプラットフォームの1つとなっています。公式アカウントでのつながりで作られるオンラインからオフラインへの流れや、LINE LIVEを通じたリアルなコミュニケーションは、企業やブランドにとって今後も魅力的であり続けるのではないでしょうか。

text/Yukie Liao Teramachi

(参考)
■LINE CONFERENCE 2017 プレスリリース:
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1759

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