「利用アプリは20代でも全然違う?!」マーケッター女子座談会(2)

(写真:向かって左から、プロジェクトプロデュース2課・水谷、サービス開発ユニット・荒沢、ソーシャルメディアユニット・半間、ビジネスプラットフォームユニット・田中。)

BWRITEを運営する、デジタルマーケティング会社ADDIXの20代女性メンバーによる「マーケッター女子座談会」の第2弾。マーケッターという職業を持つ女性としての視点から、スマホ、特にアプリでのコミュニケーションや情報収集について語ってもらった前回に続き、今回は1人の若い女性としての日常的なスマホ、特にアプリの利用方法について語ってもらいました。彼女たちのスマホライフのリアルな実態が見えてきます。

【参考:座談会前半記事】
イマドキ女子のスマホ情報収集術とは? マーケッター女子座談会(1)
http://bwrite.biz/archives/11480

<座談会参加者> ※◇印・・・新人組◆印・・・中堅組 
◇ 荒沢(以下A)
山形出身の23歳。2015年4月入社の新人組。社会人歴9ヶ月。サービス開発ユニット アソシエイトディレクター。iPhoneユーザー(※)。
◇ 半間(以下H)
東京出身の24歳。ソーシャルメディアユニット アシスタントディレクター。2015年4月入社の新人組。社会人歴9ヶ月。iPhoneユーザー(※)。
◇ 田中(以下T)
湘南出身の25歳。2015年4月入社の新人組。社会人歴9ヶ月。ビジネスプラットフォームユニット アカウントアソシエイト。iPhoneユーザー(※)。
◆ 水谷(以下M)
名古屋出身の28歳。プロジェクトプロデュース2課。社会人歴6年の中堅組。今回唯一のAndroidユーザー(※)。
■司会進行:BWRITE編集部 松本(以下B)
千葉県出身の43歳。社会人歴20ナントカ年。iPhoneユーザー(※)。

※ただし、全員仕事用の会社支給のAndroidスマホは所持しています。

もはや日常生活に不可欠!好きなアプリにはこだわりが。

2

B 「引き続き、後編よろしくお願いします。さて、皆さん、日常生活で愛用しているアプリはありますか?」

M 「毎日絶対に使うのは、お財布アプリのFeliCaとカレンダーのjorte(※1)。毎朝使うのは目覚ましアプリです。自分の好きな曲で起きたいので」
T 「私がよく使うのは、乗り換え案内と天気予報のアプリです」
A 「私も乗り換え案内を入れています。昨年就職で上京しましたが、まだ片時も手放せません(笑)」
T 「私はサーフィンが趣味なので、遠出するときや台風の前などは特に、アプリで天気予報をこまめにチェックしています」
M 「天気は『LINE天気』で時間をセットして、毎朝決まった時間にLINEに教えてもらっています。あと、レシートを読み込んでくれる家計簿アプリを使って、今年から家計簿をつけています」
T 「家計簿・・・私はつけていません(笑)。つけなくちゃとは思っています」
A 「私は手書きでつけています。最初はアプリでつけていましたが、文房具が好きなので手書きに変えました。日記を兼ねて毎晩つけています」

B 「荒沢さんは、手書きがお好きなんですね。デジタルが普通になって、最近はむしろ“リアル”に価値を見いだす若い人もいるという話もよく聞きます。他に、皆さん日常的に使っているアプリはありますか?」

M 「TOEICのアプリを毎日やっています」
H  「私も英語系のリスニングをやっています。電車で移動する時とか」
T 「私もリスニングだけ」
A 「そういえば、私も英語のアプリをスマホに入れていました(笑)」
M 「あと、『LINE毎日英会話』(※2)も毎日やってます。」

B 「『LINE毎日英会話』・・・あ、なるほど、これですか。皆さん、LINEを英語の勉強にまで使ってるんですね。皆さん、英語が上達している実感はありますか?」

M 「“毎日やっているから大丈夫! ”と思うようにしています」(笑)

天気予報と電車の乗り換え案内はほぼ全員が使用。この2つは社会人としての必須アプリなのかもしれません。また、家計簿をつけている人には手書き派とアプリ派がいましたが、どちらもひとり暮らしでした。家計簿をつけるかつけないかは、家計管理の必要性があるかないかに起因するのかもしれません。また、座談会メンバー全員が英会話アプリを使用。英会話コンテンツは身近な存在のようです。

(※1)
『jorte』(http://www.jorte.com/jp/)は、紙の手帳を徹底的に研究して作られた、スマホ・タブレット向けカレンダー&システム手帳アプリ。

(※2)
「LINE毎日英会話」(LINE ID: @linedailyenglish)は、LINEアプリ内のサービスの1つ。「友だちに追加」すると、月曜~土曜、毎日の生活で使える簡単な英会話を配信してくれる。文章だけでなく音声メッセージも付いている。

スマホでますます広がる“音楽”の楽しみ方

B 「ところで皆さんは、いつもどのように音楽を聞いていますか?」

6

H 「あまり音楽を聞かないので、自分でダウンロードした曲はスマホに入っていません。でも、『AWA』や『LINE MUSIC』が無料の期間は登録していました」
T 「私も無料期間だけ登録して聞いてました。 あと、私の場合はラジオのアプリをよく使ってます。外国のラジオのアプリで、様々なラジオ局を楽しむことができる『TuneIn Radio』(※3)を聞いています」

B 「ああ!『TuneIn Radio』は、私の友人も聞いていますよ。」

T 「あとは、『SoundCloud』(※4)も使います。好きなアーティストが曲をアップしているので、それを聞きます」

B 「田中さんはどうやって『TuneIn Radio』を知ったんですか? 私の友人は、海外の友だちから教えてもらったそうなんですが。」

T 「私の場合は、両親が教えてくれたんですけど、父と母は、やはり外国の友人から聞いて知ったようです。私はハワイアンレゲエが好きなので、『TuneIn Radio』でよく聞いています。」

B 「荒沢さんはどうですか?」

A 「私は買ったCDの曲を、PC経由でiPhoneの『Music』にダウンロードして聞いています。どちらかと言うと私はCDを買う派なんです。好きなアーティストのアルバムはCDで持っていたくなりますね」

B 「私もCDは買う派ですよ。やっぱり好きなアーテイストのCDは、音だけじゃなく「モノ」として手元に置いておきたいですよね?」

A 「はい。モノは裏切らないですから(笑)」
M 「私の場合、音楽はiPodで聞いています。音楽はスマホに入れると容量が増えるし、ストリーミングをするとパケ代かかるので。私はパケ代が一番小さい料金コースにしているので、Wi-Fiを駆使して1カ月過ごしています」

開始時に大きな注目を集めた定額制音楽配信サービスですが、その後の盛り上がりはイマイチという声も聞きます。座談会参加者では、現在利用している人はいないという結果になりました。また、年令が若いから「アプリ」で音楽を聴くとも限らないようで、同じ新入社員でも、CD大好き派から、好きなジャンルの音楽を聞くために海外ラジオのアプリを利用する派まで、個人の趣味趣向によって音楽を楽しむ方法は違っているようです。

(※3)
『TuneIn Radio』(http://tunein.com/)は、全世界10万以上のラジオ局から、コレクションを無料で提供するサービス。iPhone、Android、WindowsPCで使用できる。

(※4)
『SoundCloud』(https://soundcloud.com)は、ドイツのベルリンに拠点を置く音声ファイル共有サービス。登録アーティストが自ら、曲をアップロードして共有する仕組みとなっている。iPhone、Android、PCで使用できる。

アプリを使って、写真や動画をとことん楽しむ人も

B 「ここ数年で、動画の編集・加工アプリや、写真加工アプリ、写真共有アプリなど、たくさんのアプリが出ているようですね。若い人はスマホアプリを使って写真や動画を楽しんでいると最近よく聞きますが、皆さんは日常的に使っていますか?」

T 「私は『Snapchat』(※5)で遊んでいます。私が一番好きなのは、写真の顔に合わせると面白い効果がついてくるところ。私は友達同士で遊んでいますが、Instagramなどに上げることもできます」
M 「Snapchatは、私の周囲には使っている人がいませんね」
T 「私の周りも最初は誰もやっていませんでしたが、面白い写真が撮れるからと、私から送って仲間を増やしました(笑)」

B 「『Snapchat』は海外ではかなり流行している写真共有アプリですね。ラグジュアリーブランドなどもPRに利用したりしています。他にどんなアプリを使っていますか?」

T 「あとは、PVを勝手に作ってくれる『Magisto』(※6)。Wi-Fiに繋いでおくと、カメラロールに保存された写真を組み合わせて、音楽も付けて、勝手にPVを作ってくれます。このアプリは結構気紛れで、作ってくれない日もあるんですよ(笑)」

B 「なんていうか、人間味がありますね(笑)」

T 「短い動画が作れる動画編集アプリの『RoadMovies』(※7)も、一時期よくやっていました」
H 「旅行に行くとき、色合いを勝手に加工してくれるカメラアプリの『Sea camera』(※8)や、普通に撮ると早回し再生できる動画が撮れて、それをInstagram上で公開できる『Hyperlapse』(※9)を使っています」

B 「それらを使って加工した写真や動画は、SNSにアップするんですか?」

H 「思い出としてとっておきます。あと、友だちとLINEでシェアしたりします」

B 「せっかく旅行に行ったのに、目の前の景色を見ていなかったなんてことはないですか?」

H 「この瞬間をデータに収めたいという気持ちが強いですね」
A 「動画を見る時はパソコンでYoutubeを見ます。動画でパケットを使いたくないので、スマホでは動画の編集も加工も閲覧もしないです。写真も、旅行に行ったら私より上手い人が撮ってくれるので、自分ではあまり撮らないですね」

5
M 「私もスマホで動画はあまり見ません。スマホで動画を見るとパケットを使ってしまいますし、そもそも友だちに動画でコミュニケーションをとる人がいませんね。」

写真や動画のアプリは、使う人と使わない人がはっきり分かれる結果となりました。よく使っている人は、撮影した写真を加工して友だちとのコミュニケーションに利用したり、旅行で撮った写真をPVにするアプリを使って、できた動画をLINEに上げて友だちとシェアしたりなど、かなり活用していました。利用していない参加者は、その理由にパケット代の高さや、動画でコミュニケーションをとる友だちが周囲にいないことをあげていました。

(※5)
『Snapchat』(https://www.snapchat.com/)は、スマホ向けの写真共有アプリ。顔の画像を認識すると、口から虹が流れたり、涙が止まらなくなったりという加工をしてくれるなど、友だちと共有して楽しい機能が満載。

(※6)
『Magisto』は、動画や写真を数分間で編集済みムービーに仕上げてくれる、動画エディター&ムービーメーカーアプリ。

(※7)
『RoadMovies』は、短い動画をつなぎ合わせて、1本のショートムービーが作れるアプリ。ホンダ自動車が提供していたが、現在は提供終了している。

(※8)
『Sea Camera for Instagram』は、写真撮影もフィルター加工した動画も撮影できる、Instagramでの共有を目的に作られたカメラアプリ。現在は提供終了。

(※9)
『Hyperlapse from Instagram』は、Instagramが公開しているタイムラプス動画アプリ。早送りで風景の「時間の経過」を楽しめる、「タイムラプス動画」が簡単に撮影、作成できる。

20代女性でも、スマホやアプリの利用は『好み』によって人それぞれ。

2

今回の座談会に参加したのは、20代の若い女性たち。全員が日常的にスマホを使っていますが、どんなことでもスマホを使って済ませている、というわけではないようです。彼女たちの話からは、スマホやアプリとの関わり方には、“手軽さ” や“便利さ”などの「利便性」だけではなく、「個人の好み、こだわり」が大きな要素となっていることが伝わってきました。

たとえば、音楽の楽しみ方ひとつとっても、「海外の音楽を聴くために海外ラジオが聞けるアプリを利用する人」「好きなアーティストのCDを買ってスマホに曲をダウンロードする人」など、その好みによって、使うツールや手法はさまざまでした。また、動画の編集・加工アプリや写真加工アプリ、写真共有アプリなどについても、使うか使わないかは人によって異なっており、積極的に利用している人は、「友だちとシェアする」「送り合って楽しむ」など“コミュニケーションツールとしての有用性”を理由にあげています。

今回の座談会では「世間的に流行っているから使っている」といった声はまったく聞かれませんでした。「私はCDを買う派」「パケット代を使うからスマホで動画は見ないし、そもそも動画でコミュニケーションを取る友だちはいない」「Snapchatを自分の周りで流行らせた」「旅行中はカメラアプリで撮影して、動画編集アプリで加工して、LINEで友人にシェアする」といったコメントからも、世間の流行りではなく、「自分自身の『こだわり』」や「自分が所属するコミュニティー(=仲間うち)における『流行り』」が重要視されていることがわかります。

同じ年代・性別でも、ライフステージや趣味・志向、その属するコミュニティーによって、日常生活において重要視することが大きく異なる現代。アプリやサービスについても、個人個人の異なるニーズに、より適切に応えることが求められています。どんな人たちが、どんなニーズを持っているのか。それをどんな手段で解決するのか。今まで以上にきめ細かく丁寧な分析によって、さまざまなニーズを持つ彼女たちそれぞれの心に響くアプリが生まれる余地は、まだまだあるといえそうです。

 

関連リンク

ADDIX

ADDIX ソーシャルメディアユニット

ソーシャルメディア企業アカウントの企画から運用、広告配信、PDCAサイクルまでをトータルサポート。ソーシャルメディアを活用した最適なユーザーコミュニケーションをご提案します。
https://www.addix.co.jp/contact/

 

RECOMMEND