オーガニックコスメ市場の拡大に期待!欧米の統一認定基準「COSMOS」

▼バイオ・コスメの展示ブースにて(ドイツ)

店頭でもよく見かけるようになったエコなコスメに興味を持ったことはありませんか? しかし、『エコ』や『グリーン』、『オーガニック』などとうたわれていても、一体どのくらいの効果があるのか、そしてどの銘柄のものが自分にぴったりなのかは、見た目だけではよくわからないこともあるかもしれません。
日本では『エコサート認定』を受けた製品、つまりエコサートの基準に達しているものを『エコ』や『グリーン』なコスメと称している場合が多いようです。欧米には、こうしたエコ・コスメを独自に認定する協会がたくさんあります。

▼各認証団体による、エコ・コスメの認定証

欧州の5つの認定協会が統一認定基準『COSMOS』を開始

しかし、各協会が定めた認定基準はまちまちで、消費者にとってはわかりづらいことが多かったのも事実。そこで、エコ(オーガニック)・コスメの基準を統一しよう、という動きがヨーロッパの各認定協会内で強まるようになり、今年1月には『COSMOS』と呼ばれるオーガニック認定基準が誕生しました。

この基準が定められたことにより、オーガニックと認定された製品にはCOSMOS基準が適用されるようになりました。消費者にとって嬉しいのは、何がオーガニックなのかが、ひとめでわかるところでしょう。たとえば、オーガニック素材を天然素材より多く配合した製品には『オーガニック』、そして、天然素材のみを原料にしたものは、『天然素材』と表示されるようになりました。これにより、オーガニック製品か、天然素材を使用した製品の区別がすぐ判別できるようになったというわけです。

▼アメリカのオーガニック・コスメ各製品を扱う店

また、コスモス基準に達しているコスメとは、以下のようなものを指します。
1.石油系の保存料が入っていないもの。(石油系の保存料の代表としては、サリチル酸、ソルビン酸など)
2.アクア(水)以外の原材料は、有機栽培で採取されたものをメインに使用している。
3.製造過程で、環境汚染を排出しない方法を用いているもの。

統一基準の採用で、世界規模での市場拡大に期待大

 

▼オーガニック・コスメ販売数上昇推測を示したグラフ(※出典:Natural Skincare Authority)

エコなコスメの統一基準が採用され、消費者にとっては選びやすくなったことで、販売市場が世界規模で拡大されることに今、期待がかかっていると予測されます。(Natural Skincare Authorityによる予測 ※1)しかし、メリットはそれだけではありません。コスメの製造各社が目標としているのは、含有成分が明確にされた製品を、消費者に安心して購入してもらうことです。さらに、自然や環境にやさしいコスメを消費者が使用することで、エコ(省資源)への興味をさらに高めてもらう点もあげられます。エコなコスメを使うことで、環境保護に献上しているという意識を持つ消費者を増やすためにも、この統一基準はとても重要だといえるでしょう。

text/K.Van.Willemskwartier

※1
Natural Skincare Authority(※英文)
http://www.natural-skincare-authority.com/

<参考>COSMOS基準関連サイト(※英文)
http://cosmos-standard.org/

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